都市整備局/臨海部開発土地区画整理事業 東京にまたひとつ、魅力溢れる場所が生まれる。

今、東京が
最も力を入れているエリア。

2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し、競技場や選手村の予定地として注目を集めている晴海・有明北地区。東京都では、以前から、豊洲地区も含めた、このエリアの開発・整備に取り組んでいた。平成9年に「臨海副都心まちづくり推進計画」、平成14年に「豊洲・晴海開発整備計画―再改定(豊洲)案―」を策定。ウォーターフロントの特性を活かして、業務・商業・住居・文化の調和した魅力ある街づくりが進められている。この計画に基づき都市整備局は、都心部と臨海副都心部との連携強化や東京全体の交通ネットワークの充実、地域内交通の円滑化を図るため、土地区画整理事業と街路事業によって広域幹線道路の整備を推進。オリンピック開催に向け、その期待と重要性はますます大きくなっている。

完成後、
地域の風景が大きく変わる。

今回の見学場所となった「補助第315号線」は、有明北地区から豊洲方面へと続く道路である。開通すると交通量が分散され、人々のよりスムーズな移動が実現される。両地区を分かつ東雲運河に架かる「富士見橋」は、豊洲、晴海、有明北、それぞれのまちづくりの方針や、地元地権者の要望を踏まえて決定したデザイン性の高さが特徴のひとつだ。東雲運河の航路に架かっているため、船の通行を妨げないようにコンパクトな形状の橋脚が採用されるなど様々な工夫がある。また、富士見橋の豊洲地区側のたもとでは、現在、沿道に整備する公園のための擁壁工事が進行中。公園用地のすぐ側に、都心にガスを供給するための重要施設があるため、工事による影響を及ぼさない工法を採用するとともに、変位計測管理を行いながら慎重に工事が進められている。その先の道路を進むと、ゆりかもめの「市場前」駅へ。駅周辺の街区には築地から移転してくる市場が建設予定であり、市場用地間で食品等を運搬する業務用の小型車両等が、幹線道路の交通と交錯しないで、補助第315号線の下を行き来ができるよう、一部の区間が高架構造となっている。

一本の道を造るために、
多くの人が動いている。

土地区画整理事業における都の職員の役割りは、プロジェクトの方針を固め、事業スケジュールを総合的に管理しながら工事を進めていくこと。将来道路管理者、交通管理者など、様々な関係機関との調整も欠かせない業務となる。実際の工事を行う民間企業が使用する材料や施工法などを正しく評価して、誘導していく技術マネジメントの力も求められる。また、都民に対して工事の内容を分かりやすく説明することも大切な仕事。土地区画整理事業では、元々住んでいた方に一度移動していただくことも多く、その際の建物の移転費用や引っ越し費用などを算出し、権利者に説明することも職員の仕事である。業務の幅は多岐に渡り、その全てが合わさることで、よりよい街づくりが実現されていく。

※掲載内容につきましては、2013年9月時点のものです。