水道局/江北給水所(仮称)新設工事 この先もずっとあたりまえにきれいな水を届けるため

より安全で確実な
インフラ構築を目指して。

東京都水道局では、都民1300万人に安全で高品質な水を安定供給するために日々様々な施策に取り組んでいる。施設整備の重要施策をまとめた「東京水道施設整備マスタープラン」では、地震等の災害や事故時に広域断水等が懸念される区域において、給水の安定性を速やかに向上させるため、優先的に給水所の整備を進める施策が含まれているが、その一貫として平成30年度の完成を目指して足立区に新設しているのが江北給水所(仮称)だ。足立区をはじめとする東京の東部地域は、金町浄水場から直接給水しているが、給水区域が広大であるため、ひとたび災害や事故等により断水や濁水が発生した場合はその影響が広範囲に及ぶことが懸念されている。そこで、江北給水所(仮称)の建設が急がれている。

災害時に備え、
進む水道施設の整備。

江北給水所の配水池容量は約5万㎥を見込み、完成すれば王子給水所(仮称)と合わせて東京都の区部東部地域における約100万人の給水安定性が向上する。ただ、災害や事故等のリスクへの対応は、給水所の整備だけではない。水源から取水した水を浄水場に送る導水管や、浄水場から給水所に水を送る送水管についても、バックアップ機能を強化するため二重化やネットワーク化を進めている。また、給水所等から各地域まで水を届ける管路の耐震化を進めることで、災害時の平常給水までにかかる復旧日数見込みを平成26年度末時点の27日から平成37年度までに16日以内にすることを目指している。このような施設の整備に対して、都の土木職として、設計や工程管理だけではなく、測量・製図・積算も行い、パートナー企業と協働して、都民の生活を支えている。

様々な分野の専門家による、
技術の集合体。

こうした施設整備を進めていくためには、東京都技術職員の連携は不可欠だ。江北給水所(仮称)においても、ポンプ棟の建設のために地盤を掘削し地下部分を建設する土木分野、ポンプ棟地上部分を建設する建築分野、施設内の設備構築のために機械分野・電気分野が連携して整備を進めており、完成後は各職種が連携して維持管理にあたる。稼働している水道施設では、水質管理や成分調査などを実施する環境分野の技術職が加わり、都内のどの地域にも、安全でおいしい水を届けることができる体制となっている。災害時や事故時、老朽化した施設の更新期においても、変わらず安全で高品質な給水を続けられるということは、簡単なことではない。それぞれの分野の技術職が、都民ファーストの信念のもと、水道施設を維持・管理し、世界でも有数の規模を誇る水道事業を支えるとともに、この水道システムを次世代に引き継いでいく取組を着実に進めている。

※掲載内容につきましては、2016年11月時点のものです。