1類B採用試験「土木・建築」区分に、専門試験・論文を課さない新たな試験方式を導入しました。
高度防災都市の実現、次世代を支える都市インフラの安全性向上、環境エネルギー戦略の展開など、都政に対するニーズが高まっています。とりわけ、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し、東京都技術職員の活躍の場が一層広がっています。
そこで、理系学生の皆さんの力を都政に活用して欲しい。東京を舞台に持てる力をもっともっと発揮して欲しい。こうした想いから、平成26年度から1類B採用試験「土木・建築」区分に、公務員試験のための特別な対策が不要な、新しい試験方式を導入しました。
1類B採用試験「土木・建築」の試験区分を以下のとおり改正しました。
【試験区分】
【試験区分】
土木、建築(新方式)の試験内容は以下のとおりです。
【教養試験】
科学技術全般にわたる基礎知識を問う問題(工学基礎)や、試験対策用の暗記を必要としない思考力を問う知能分野を中心に出題します。
【プレゼンテーション・シートの作成】
設問資料から、技術職の視点で都政課題を読み取り、解決策を提示するプレゼンテーション・シートを作成していただきます。
【プレゼンテーション及び個別面接】
一次試験で作成したシートを使用してプレゼンテーションを実施します。
実施したプレゼンテーションに対する質疑を通して、これまで学んだことや経験したことを東京都技術職員として、どう活かしていくか、都政に対する意欲を積極的にアピールしていただきます。
【フィールドワーク、ワークショップ及び個別面接】
都内の実際の現場に赴き、複数の受験者が共同で企画作業を行い、技術職員としての視点に立って、都政に対する提案をします。
ワークショップの後、引き続き個別面接を行います。
土木区分、建築区分(一般方式)
【知能分野】
五肢択一式27題必須解答
【知能分野】
五肢択一式14題中10題選択回答
3題必須解答
記述式 5題中3題 選択解答
1題必須解答
課題式(掲示された統計資料をもとに課題を抽出・分析し、解決策を論述)
土木区分、建築区分(新方式)
【知能分野】五肢択一式30題必須解答
【知識分野】五肢択一式10題必須解答
(イメージ)
※工学基礎とは・・・科学技術全般にわたる基礎知識を問うものです。
[出題分野]
設問資料から、技術職の視点で都政課題を読み取り、解決策を提示するプレゼンテーション・シートを作成していただきます。
(イメージ)
都内の実際の現場に赴き、複数の受験者が共同で企画作業を行い、技術職員としての視点に立って、都政に対する提案をします。ワークショップの後、引き続き個別面接を行います。
1類B採用試験「技術(一般方式含む)・その他の試験」区分の専門試験(記述式)を、7題中4題選択解答から、5題中3題選択解答に変更しました。
※1類、2類、3類の正しい表記は、ローマ数字です。