東京都職員採用

都庁の仕事
(各局紹介)

都庁の仕事:7分野

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福祉・保健医療
産業・労働・経済
環境
教育・文化
都市づくり
財政・税務
その他

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保健医療局

質の高い保健医療サービスを提供し、
都民の生命と健康を守る。

保健医療局

事業概要

保健医療局は、将来にわたって都民が安心して生活できる社会を実現するため、中長期的な視点でのサービス充実に取り組むとともに、震災等の緊急事態にも迅速かつ的確に対応する様々な施策を展開しています。保健・医療分野では質の高い医療が受けられ、生涯にわたり健康に暮らせる環境の実現を目指した施策を、また健康安全分野では多様化する健康危機から都民を守る施策を進めます。多様な職種が協働して質の高い保健医療サービスを提供し、都民の生命と健康を守る大都市「東京」の実現に向けて取り組んでいます。

1.医療提供体制の確保

東京都では、質の高い医療が受けられ、生涯を通して健康でいられる社会を目指し、365日24時間、安心・安全の医療と患者中心の医療の実現に向け、都民が症状にあった適切な医療サービスを受け、かつ自らが主体的に医療に参加できるようにするための地域医療システムの構築、救急医療・在宅医療の充実、医療人材の確保などに取り組んでいます。
また、東日本大震災等の大規模災害発生時には、高度な専門性を持つ医師、看護師等からなる災害医療派遣チーム「東京DMAT」を被災地に派遣するなど、平常時だけでなく非常時においても医療を提供できる体制整備を進めています。

災害医療派遣チーム
「東京DMAT」の救助活動の様子

2.保健施策の推進

健康づくりは、一人ひとりの自覚と実践が基本であり、都民の意識を高め、健診受診や生活習慣の改善などの健康行動を促すとともに、社会全体で支援する仕組みづくりが必要です。個々人ができるだけ健やかに暮らし、疾病や障害を持っていても、自分らしい人生を送ることができるよう、ライフステージを通じた健康づくりに重点的に取り組みます。
また、国民皆保険制度の基盤となる「国民健康保険制度」や75歳以上の方を対象にした「後期高齢者医療制度」の健全な運営に取り組んでいます。

東京都健康づくり推進キャラクター
「ケンコウデスカマン」

3.健康危機等への対応

多様化する健康危機から都民を守る施策を進めるため、新型コロナウイルス、新型インフルエンザ、デング熱やエボラ出血熱をはじめとする新興・再興感染症の発生・流行に備えた対策の強化や危険ドラッグ・大麻などの薬物乱用の防止推進、食品・医薬品・生活環境・飲用水などの安全確保、動物愛護管理の推進などに取り組んでいます。
関連する職種がそれぞれの専門性を活かしながら連携して、都内関係施設に対する監視業務や検査・研究、情報収集等を進めることに加え、都民の皆様への正しい知識の普及啓発を行うことにより健康危機管理等への対策を進めていきます。

インフルエンザ予防対策啓発ポスター
(令和元年度)

STOP!薬物乱用
~断る勇気~(令和元年度)

マイクロチップ装着義務化
(令和4年度)

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CONTENTS

人を知る

職員紹介

都民が安全・安心に暮らせる衛生的環境の確保 蒲原 功汰 保健医療局 多摩小平保健所 生活環境安全課 【衛生監視】2019年入都 農学部・農芸化学科

令和4年3月時点

入都動機・きっかけ

大学時代、食品衛生学の講義を受けたことをきっかけに、衛生監視という職種について知りました。大学で学んだ公衆衛生学や微生物学などに関する専門知識を活かして、住民の生活の質向上に役立つことができる仕事に就きたいと考える中で、衛生監視に魅力を感じました。また、東京都には、大都市としての本庁機能がある一方、保健所や市場など住民等との距離が近い職場もあるため、様々な職場を経験する中で視野を広げ、より住民等の要望や意見を反映した施策に取り組むことができると考え、東京都を志望しました。

今の部署の仕事について

私は保健所で環境衛生を担当しています。都民の生活に深く関わりがある環境衛生関係施設(理・美容所、クリーニング所、旅館、公衆浴場、興行場、プール、特定建築物など)の申請・届出の受理や、立入検査などの監視指導、衛生講習会を行い、施設の衛生的環境を確保しています。そのうち、公衆浴場やプールについてはレジオネラ属菌などの水質検査を実施しており、その結果をもとに施設事業者に対して、助言・指導を行っています。また、都民の方からの飲み水やねずみ・衛生害虫、室内環境などに関する相談についても受け付けています。

蒲原 功汰

学生時代の専攻や勉強は
どう活きているのか

蒲原 功汰

大学時代に学んだ衛生に関する専門知識は、法令・科学的根拠に基づき、事業者に対して指導する際の基礎知識として役立っています。また、論文や参考図書などから収集した情報を参考に、研究テーマの実験計画を立てた経験は、業務で生じた課題に対して、法令や過去の事例などをもとに解決のプロセスを立てる際に活きていると感じます。

働いて実感する魅力と
やりがい、将来像

保健所では窓口対応などで都民の方と直に接する機会が多いです。その中で、どのように伝えれば公衆衛生の向上について効果的な指導となるのか、先輩職員と相談しながら実践し、相手に納得してもらえた時には大きな達成感が得られます。また、日常生活と密接な関係を持つ環境衛生関係施設の衛生を保つことは、都民の安全・安心な暮らしにつながります。そうした施設において起こりうる、感染症や事故などを未然に防ぐことに責任とやりがいを感じています。これからも、様々な職場を経験して、衛生監視としての専門性を磨き、広い視野で課題を解決できる職員を目指します。

蒲原 功汰

ある1日の流れ

出勤
メールチェック
新聞・業界誌からの情報収集

窓口業務
(申請・届出の受付、事前相談など)

昼休み

環境衛生関係施設の実査(許認可業務)、監視指導

許可書作成などの事務作業
監視日報の作成

講習会などの資料作成

退勤

経歴

2019年
入都
福祉保健局 多摩小平保健所 生活環境安全課
環境衛生関係施設に対する監視・指導、都民に対する普及啓発
医薬品の安全・安心を守る! 中川 慎也 保健医療局 健康安全部 薬務課 【薬剤B】 2016年入都 薬学部 薬学科

平成30年12月時点

入都動機・きっかけ

中川 慎也

「医薬品の安全・安心を行政の立場から守り、多くの人々の健康に貢献したい」「薬学部で学んだ専門知識を活かしながら、幅広い業務をしたい」と思ったことがきっかけで、薬事行政に関する仕事に興味を持ちました。その中でも、他の自治体に比べて人や物流量が多く、医薬品の安全・安心を守ることがより重要になる点に魅力を感じ、東京都を志望しました。

今の部署の仕事について

私が所属する薬務課では、医薬品や医療機器等をみなさまに安心して使用していただけるよう、その製造から販売、広告に至るまで、行政の立場から幅広く監視や指導を行っています。その中で、私は、医薬品や医薬部外品が世の中に出て行く過程で必要になる「承認」に関する審査業務を担当しています。具体的には、医薬品等に含まれている成分の種類や量、効能や効果、用法用量などをチェックし、有効性、安全性について審査します。また、医薬品等の品質が良いものであることを確認するために設定される製品の規格について、東京都健康安全研究センターの医薬品研究科と協力しながら審査を行っています。

学生時代の専攻や勉強は
どう活きているのか

承認審査業務では、薬学部で学んだ様々な専門知識を活かすことができます。薬理学の知識は、製品に含まれている成分の種類や量、効能や効果をチェックする際に役立っています。また、分析化学の知識は、製品の規格とその試験方法の審査で分析データを見るときに役立っています。さらに、常に法令に基づき業務を行うため、薬事関係法規を正しく読んで運用することが求められますが、学生時代に勉強した法律の基礎の部分は、現在の業務にとても活かすことができています。

中川 慎也

働いて実感する魅力と
やりがい、将来像

中川 慎也

製薬企業が多く集まる東京都では、日々新たな医薬品や医薬部外品の申請があります。かぜ薬やドリンク剤等、申請される品目の種類は幅広く、様々な製品に触れることができるので毎日新しい発見があり、とてもやりがいを感じています。審査した製品をドラッグストアやコンビニで手に取る機会も多く、身近な製品の安全・安心を守っていることを実感できます。医薬品を取り巻く環境は常に変化しますが、広い視野をもって、最新の科学的知見に基づき的確な判断ができるよう、専門職としての資質の向上に努めていきたいです。

ある1日の流れ

出勤
メールや新聞などをチェックし、情報収集

窓口対応
医薬品及び医薬部外品の製造販売承認申請受付

昼食

検体搬入
申請のあった医薬品等の製品検体を健康安全研究センターに搬入し、試験を依頼

帰庁
医薬品メーカーからの相談対応

審査事務
承認申請書等の審査で気になった点は、医薬品メーカーに電話やファクシミリで照会

退勤

経歴

2016年
入都
福祉保健局 健康安全研究センター 薬事環境科学部 環境衛生研究科
飲料水等の水質検査
2018年
福祉保健局 健康安全部 薬務課 承認審査担当
医薬品等の製造販売承認申請受付及び審査事務
都民の生命を衛る 佐藤 啓介 保健医療局 健康安全部 食品監視課 【獣医】 2013年入都 農学部 獣医学科

平成30年12月時点

入都動機・きっかけ

佐藤 啓介

大学の研究室の先輩方の多くが公務員であり、先輩方の活躍されている姿を見たり聞いたりする中で公務員を志望するようになりました。
数ある自治体の中で、東京都を選んだ理由は、獣医が勤務できる職場が食肉衛生検査所や動物愛護相談センター、保健所、市場衛生検査所、健康安全研究センターなど多数あり、各職場での職務内容も窓口相談や連絡調整、と畜検査など様々であることに大変魅力を感じたためです。

今の部署の仕事について

私が所属する食品監視課は、飲食店や食品工場などに対する監視指導や輸入食品対策、食中毒調査など食品衛生に関するあらゆる業務を行っています。
その中で私は乳や乳製品、食肉、水産物の衛生に関する業務を担当しています。
主な業務は事業所との連絡調整や国の通知に基づく都の施策の検討、国や他自治体との会議の運営などです。
出張も多く、都内の市場の営業許可業務や大島など島しょ地域の牛乳工場の監視も行っており、その業務は多岐にわたります。
また、昨年は担当内の最大のミッションとして、豊洲移転があり、築地市場内の約1000の営業者が豊洲市場内へ移転し、その営業許可業務に混乱が生じないよう、営業者はもちろん、他部署と連絡調整を密に行い、移転業務を行いました。

学生時代の専攻や勉強は
どう活きているのか

大学で学んだ専門知識については、相談対応や資料作成、検査業務などの基礎知識となっており、役立っています。
また、学生時代に、レポートや論文を作成する際に、文書を論理的に書くことや物事を調べ、自分の考えを持つように習慣づけていたことが、先輩職員や上司と意見交換する際などに大変活きていると感じています。

働いて実感する魅力と
やりがい、将来像

公務員獣医師は、食肉衛生検査所での、牛や豚が食用にできるかを検査する「と畜検査」、保健所や市場衛生検査所での、食中毒発生防止のための「食品衛生監視」、動物愛護相談センターでの、狂犬病等人獣共通感染症の「予防・調査業務」等、人の健康・生命に密接に関わっています。
都で公務員獣医師として働くことは、1300万人の都民全員の健康・生命に関わっており、責任は重大ですが、やりがいも感じています。
今後は、自分の仕事が都民生活を支えていることを今まで以上に自覚し、安全・安心な東京の実現に貢献します。

佐藤 啓介

ある1日の流れ

出勤
メールや新聞などをチェックし、情報収集

芝浦食肉衛生検査所を訪問許可業務及び検査所との打ち合わせ

帰庁、昼休み

担当案件について
保健所等との調整

会議資料の作成、他自治体からの照会についての回答作成

許可業務の事務作業

ホームページ更新作業
明日の業務内容確認

退勤

経歴

2013年
入都
福祉保健局 南多摩保健所 生活環境安全課 食品衛生係
飲食店等の営業許認可事務、食品衛生に関する相談対応
2015年
福祉保健局 芝浦食肉衛生検査所 検査課 小動物検査担当
小動物(豚)のと畜検査
2016年
福祉保健局 芝浦食肉衛生検査所 検査課 大動物検査担当
大動物(牛)のと畜検査
2017年
福祉保健局 芝浦食肉衛生検査所 管理課 業務担当
食肉市場内事業者への衛生指導、輸出衛生証明書発行などの牛肉の輸出事務、本庁との連絡調整
2018年
福祉保健局 健康安全部 食品監視課 乳肉水産担当
乳肉水産食品に関する施策に関する事務、中央卸売市場内の許可事務、事業所や他自治体との連絡調整