

都庁の仕事
(各局紹介)
会計管理局は、東京都の会計事務をつかさどる組織として、行財政運営を支え、会計の適正性・透明性の確保に努め、都民への説明責任を果たすため、以下の取組を行っています。
適正な会計事務を確保することは、都政運営の基礎です。会計管理局は、都民から預かった公金が適正に支出されるよう、会計書類を審査するとともに、都庁各局・事業所に対する会計実務に関する研修や検査を通じ、きめ細かい会計指導を行っています。
会計管理局では約5兆円の公金を管理しています。公金管理にあたっては、社会経済動向や金融情勢の先行きに特段の注意を払いつつ、迅速かつ的確なリスク対応を行いながら、安全性を最重要視し、流動性を十分に確保した上で、柔軟かつ効率的な保管・運用を行っています。令和4年度の運用収入は約18億円となりました。
東京都は、平成18年度から全国で初めて、複式簿記・発生主義会計の考え方を加えた新公会計制度を導入しています。この制度により、ストック情報やコスト情報を把握するとともに、都民に対する一層の説明責任を果たしています。また、新公会計制度の更なる活用促進に向け、自治体間連携の強化を図るとともに、庁内への情報発信や支援に取り組んでいます。
CONTENTS
平成30年12月時点
大学卒業後、一般企業に入社しました。社会に出たことで活動範囲が広がり、様々な生き方・働き方に触れる中で、人々が生涯を通じて自分らしく働くことのできる社会づくりに貢献したい、もっとみんなが生き生きと生活できる世の中を実現したいという思いを抱くようになりました。社会の仕組みづくりに関わるなら行政の仕事、中でも企業や人をたくさん抱える日本の首都、東京都で働きたいと考え、転職を決意しました。
決算調整担当として、都において一年間にどれだけのお金が収入され使われたのか、都民の皆様から預かった公金の行方を、決算を通じて明らかにする仕事をしています。
具体的には、都の収入・支出の計画(予算)に対する実際の収支を決算書類としてまとめ、監査委員や都民の代表である東京都議会の決算審査に付します。また、都議会の審査にあたっては、審議を円滑に進めるため運営のサポートを行います。こうして、予算が法令に従って適切かつ効果的に執行されたかチェックが行われ、その結果は、次の年の計画(予算)に反映されていきます。
計画(予算)を立て執行し、その結果(決算)を審査して改善につなげるという都政運営の流れの中で、決算部分の大切な役割を担っているという気持ちを胸に業務にあたっています。
決算書類の校正作業です。
決算書類の作成にあたっては、決算数値が固まり次第すぐに原稿作成を始め、短期間で校正・製本まで行います。何種類にも及ぶ決算書類は法律で提出が義務付けられており、その期限も定められています。締切が迫る、でも絶対間違えられないという大きなプレッシャーの中、担当2名で総ページ数が千ページ近くに及ぶ原稿の作成と数字チェックを同時進行で行い、印刷業者に出稿するのは一苦労です。そのため、製本された決算書類が期限どおり納品され、現物を目にしたときの達成感はひとしおでした。
街を歩いていると、道路や公園、イベント会場、その他様々な場所やシーンにおいて、都の仕事を見つけることができるのが、都で働く魅力の一つです。自分の仕事に直接関わりが無くても、都の仕事は都民の皆さんのためにあるんだと実感でき、モチベーション向上につながる瞬間です。中には、えっこれも都の仕事なんだ!と新しい発見もあり、思わず家族に報告してしまったりします。
今後様々な部署で知識を吸収しながら経験を積み、今やっていることは都民の皆様のためになるか、という目線を忘れずに仕事に向き合う職員に成長したいです。
出勤
メールチェック等
業務開始
定例業務(決算関係帳票の内容確認等)
各局からの決算、事務処理に係る、問い合わせ対応や、各局から提出された決算関連資料の整理・チェック
決算書類の原稿作成
昼休み
印刷業者と打ち合わせ
決算書類の原稿データチェック、印刷業者との連絡調整
退勤