

都庁の仕事
(各局紹介)
監査委員は、都が実施する各種の事業が経済的、効率的、効果的に運営されているかどうか、財務会計事務が正しく行われているかどうかなど、知事から独立した立場で監査しています。
監査事務局職員は、この監査委員の職務を補佐しています。主要監査の内容は以下の通りです。
1.定例監査
事務の執行や事業の管理など、都の行財政全般にわたって、適正かつ効率的に行われているかどうかを監査します。
2.工事監査
都が行う工事について、不経済な支出や施工不良がないかどうかを技術面から監査します。
3.財政援助団体等監査
都から補助や出資を受けている団体などが、その目的に沿って適切に補助金や出資金を使っているかどうかを監査します。
4.行政監査
特定の事務・事業を選び、主として経済性、効率性、有効性の観点から監査します。
5.決算審査
知事などが作成した決算書の数値が正しいか、予算の執行が適正で効率的に行われているかなどを審査します。
6.住民の請求による監査
都民の方の請求により、知事などの行った財務会計行為などが違法・不当かどうかを監査します。
CONTENTS
令和2年12月時点
介護保険に関する介護保険料の賦課・徴収事務や庁内のシステム(住基システムや介護保険システム)の運用管理を担当していました。
東京都は、他の自治体にはない財政規模であったり、先進的な事例を他の自治体に先駆けて発信したりするなど、スケールの大きさやスピード感があり、そこに魅力を感じていました。学生の時から東京都で働きたいと考えていたものの、縁あって当初は地元の市役所で働いていました。市役所は、住民との距離がとても近く、ご意見を肌で感じることができる点が魅力でもありましたが、東京都で働きたいという気持ちが強く、転職を決意しました。
監査委員は、都が実施する各種の事業が経済的、効率的、効果的に運営されているかどうかなど、都政をさまざまな角度から監査します。事務局職員は、監査委員を補佐し、都の行財政全般にわたって監査を行う定例監査などを行います。私が所属する部署は、実際に監査した結果を取りまとめ、報告書として公表することが主な仕事内容です。具体的には、各課が作成した報告書について、内容や体裁を確認し、全体として統一感が出るよう注意深くチェックします。他の局の担当者と直接調整を行い、この表現で問題ないか、事実関係に齟齬がないかなどの確認を行うことで、内容に問題がないことを確認し、最終的にはホームページなどで公表します。誤字脱字がないことはもとより、内容に不整合が無いよう細かいところまでチェックすることが私の役割です。
前職では情報システムに関する部署に所属していた際、庁内の様々な担当者とやり取りを行っていました。その際に心掛けていたことは、自分の立場を中心に考えるのではなく、相手の立場に立った対応を行うことです。例えば、相手にメールを送る場合、内容が複雑なものであれば、メールを送るだけでなく電話を掛けて内容の補足を行うなど、自分がメールをもらう側だった時のことを考え、行動するようにしていました。現在の職場でも同じように、相手の立場・状況を考慮し、対応するよう心掛けているため、他の局の担当者とも円滑に仕事を進めることができていると感じます。
東京都は仕事内容も多岐にわたりますが、人材も多岐にわたると感じます。大学を卒業して入都する人、民間企業を経験して入都する人、他の自治体を経験して入都する人など、様々な経験を持った職員がたくさんいます。色々な人の考え方や仕事への思いを聞くことで、新たな視点を発見できたり、自分も負けていられない・やってやろうなど、日々刺激を受けるとともに自分自身の成長を感じることができる職場というのが大きな魅力の一つです。今後は、様々な業務に挑戦し、都政の発展のため、さらに業務に励みたいと考えています。
出勤
メールのチェックや今日やるべき仕事を整理
局内で行われる会議に参加
職場近くのお店で昼食
報告書の内容について担当課へ確認
他部署から依頼のあった調査に対し回答
退勤