

都庁の仕事
(各局紹介)
人事委員会は、地方公務員法に基づき条例により設置されている、独立した専門的な人事行政機関です。3人の人事委員をもって組織されており、委員会の権限の行使を補佐するために事務局が置かれています。東京都の任用制度や給与制度を民主的かつ能率的なものとしていくため、主に以下の事務を行っています。
職員採用のためのPR冊子等
CONTENTS
平成30年12月時点
就職活動を始めた時、人の役に立つ仕事がしたいと思い公務員の仕事に興味を持ち、住民との距離が近い地方公務員として働きたいと考えるようになりました。また、大学では環境系の学問を専攻していたため、東京都が先進的な環境エネルギー施策や水資源活用等の取組みを実施していることを知ったことがきっかけで、東京都の仕事に興味を持ち始めました。他の自治体では経験ができないような、日本の首都ならではの先進的かつダイナミックな業務内容に惹かれたため、最終的に東京都を選びました。
人事委員会事務局は、第三者機関として、職員の給与・人事制度や福利厚生などのあり方についての調査研究、採用試験・昇任選考の実施、勤務条件や不利益処分に係る要求・請求に対する審査等を担っています。私の所属する任用給与課の主な業務は、都と民間企業の給与を比較し、都の給与水準が適正なものとなっているかどうかを検討した上で、毎年知事と議会に対し報告及び勧告することです。私は、その中で民間企業の給与調査を担当しており、実際に企業を訪問したり、調査員の報告書点検、進行状況の管理、国及び他団体との連絡調整などを行っています。この調査が正しく行われなければ、都と民間企業の精確な給与比較もなされないため、適切な勧告実施に繋がるとても重要な調査です。
現在の担当への配属が決まったとき、新たな業務に挑戦できることに対する期待もありましたが、自分に大役を務めることができるのか不安な気持ちでいっぱいでした。対外的な業務であることや、給与の決定に関わる業務であるという責任の大きさに怖気づいていたのです。しかし、準備に時間をかけて不安をできるだけ取り除いたり、調査がスムーズに実施できるように精一杯工夫をし、先輩職員にもサポートしてもらいながら、なんとか調査期間を乗り越えることができました。その経験を通じて、仕事は決して一人では成し遂げることはできず、周囲と協力しながら乗り越えていくものなのだと学びました。
若手職員の意見も取り入れてもらえるので、とても風通しがよい職場だと感じています。重大な仕事も任せてもらえるので、責任も大きいですが、その経験によってスキルアップすることもできるし、とてもやりがいを感じることができます。まだまだ未熟な点が多いので、時には周囲に協力してもらいながら日々奮闘していますが、将来は自分の仕事に自信が持てるように様々な経験を積み、都民にも職員にも信頼される職員を目指していきたいです。
出勤
メールや一日の仕事のスケジュールを確認
給与調査に必要な用品、調査項目等を再確認
民間企業を訪問
調査の趣旨や内容を先方へ説明
聞き取り調査などを行う
昼食後、次の訪問先へ移動
帰庁
調査報告書などの書類作成
調査先が移転していたため、国及び関係都道府県と連絡調整
翌日の調査先へリマインドの連絡調査の進行状況などを確認
報告書の内容点検及び提出状況の管理
退勤