都庁の仕事
(各局紹介)
人事委員会は、地方公務員法に基づき条例により設置されている、独立した専門的な人事行政機関です。3人の人事委員をもって組織されており、委員会の権限の行使を補佐するために事務局が置かれています。東京都の任用制度や給与制度を民主的かつ能率的なものとしていくため、主に以下の事務を行っています。
職員採用のためのPR冊子等
CONTENTS
令和6年3月時点
大学の空間デザインの授業を通じて、まちづくりに興味を持ちました。就職活動をする中で、都市計画や福祉、環境など様々な側面からまちづくりに携わりたいとの思いから、公務員になりたいと考えるようになりました。国や他の自治体も検討しましたが、都心から多摩・島しょ地域まで幅広いフィールドがあること、局を跨いだ異動があり、様々な分野でまちづくりに携われることから、東京都を志望しました。
人事委員会事務局は知事から独立した第三者機関として、職員の人事・給与制度や勤務時間等に関する調査研究、採用試験・昇任選考の実施、勤務条件に関する措置要求や懲戒処分等に関する審査請求の審査などを行っています。私の所属する任用給与課では、都と民間企業の給与を比較し、都の給与水準が適正であるかを検討した上で、議会と知事に対し報告・勧告しています。私はその中で、教育職に関する給与制度を担当しています。適正な給与制度となるよう、第三者機関としての責任感を持って業務に取り組んでいます。
今年度に行った給与勧告です。4月の民間給与調査から10月の勧告日まで、約半年にわたり、給与勧告に関する業務を行いました。給与調査や給与改定など、一つひとつの業務を正確に行わなければ、適切な勧告ができません。数多くの職員の給与に影響を与える重要な業務であり、やりがいを感じると同時に不安もありましたが、上司や先輩のサポートもあり、無事に勧告できたときは大きな達成感を得ました。時には遅くまで作業することもありましたが、良い思い出となっています。
業務の幅広さが魅力と感じています。都全体にわたる業務から、都民一人ひとりに対応する業務まで、本当に幅広い業務があります。そのため、部署を異動すると転職したのと同じくらい異なる仕事をすることになります。以前は大変そうだと思っていましたが、実際に部を跨ぐ異動をしてみると、部署異動を通じて、物事を様々な視点から考える力を身につけることができると実感し、やりがいにつながっています。今後は様々な部署を経験しながら、職員としてのスキルを向上させていきたいです。
出勤
メールやスケジュールの確認
人事・給与に関するニュースを確認し、情報収集
関係部署との打合せ
昼食
条例・規則改正案の確認
給与決定事務
退勤