東京都職員採用

都庁の仕事
(各局紹介)

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水道局

首都東京のライフラインを
預かる企業として、
世界に先駆けた取組を行っていく。

水道局

事業概要

水は、日々の生活にも都市の活動にも欠かすことのできない、重要なライフラインです。私たち水道局は、「安全でおいしい高品質な水を安定的に供給すること」を使命に、24時間365日、絶えることなく水道水を作り、お客さまのもとへ届けることで約1,370万人の都民生活と首都東京の都市活動を支えています。

【水道事業の規模】

  • 水道水をお届けしている人数…1,365万人(日本の人口の約9分の1)
  • 給水契約をしている件数…約787万件(全国の給水件数の約8分の1)
  • 水道水源林…24,840ヘクタール(東京ドーム約5,300個分)
  • 水道管路…27,403キロメートル(地球の約3分の2周分)
  • 1日平均配水量…約417万㎥/日(東京ドーム約3.4杯分)
  • 水道局職員数…技術職員2,020人、事務職員1,301人
  • 電力使用量…約8億キロワットアワー(都内の電力使用量の約1%相当)
  • 令和3年度決算規模(支出額ベース)…約4,545億円
  • ※東京ドームの面積:46,755平方メートル、容積:約124万立方メートル

水道工事の様子

【お客さまとの信頼で築く強靭な東京水道】

1.強靭で持続可能な水道システムの構築
安全でおいしい高品質な水を安定して供給するとともに、様々な脅威への備えに万全を期すため、水道システムの強靭化を推進していきます。
切迫性が指摘されている首都直下地震や、近年頻発する大型台風や局地的大雨などの風水害への備えのため、導水施設の二重化、管路や施設の耐震化、浄水施設の覆蓋化、河川を横断する管路の地中化、自家用発電設備の新設・増強など、災害発生時にもお客さまへの給水を可能な限り確保できるよう対策を進めています。また、都独自の水質目標を設定し、最高水準の水質管理を目指して水源から蛇口に至るまで徹底した水質管理を行うことで、日々おいしい水を届けています。

抜け出し防止機能が付いた耐震継手菅

2.お客さまとつながり信頼される水道の実現
お客さまからの信頼を得られる事業運営を進めるため、広報・広聴活動の推進や業務の効率化でサービスの向上に取り組んでいきます。
お客さまの理解と共感の最大化を図るため、ホームページ・SNSの情報発信や学校への出前授業(水道キャラバン)、営業窓口からお客さまへの地域水道ニュースの発行など様々な媒体を用いた広報を行い、お客さまの意見の把握にも努め、サービスの向上に取り組んでいます。また、スマートメータの導入、東京都水道局アプリの導入をはじめとするデジタル化の促進により、お客さまが時間や場所を問わずに各種手続やサービスを利用できるよう取組を推進していきます。

3.東京水道を支える基盤の強化
都の広域水道としての一体性と責任を確保し、健全な経営を維持するため、グループ経営の推進、水道事業を支える人材の育成などを進めるとともに、不断の経営努力に努めます。
水道局では、水道事業の基幹的業務を局と政策連携団体で担う一体的事業運営体制の構築を推進するとともに、これまで培ってきた技術を着実に継承し、次代を担う人材を計画的に育成していくため、グループ一体となって人材育成の取組を推進しています。また、これまで培ってきた技術力やノウハウを活かし、国内水道事業体の事業運営への貢献や、途上国の諸都市の水道事情の改善等の国際展開を推進していきます。

訪日研修の受け入れ

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CONTENTS

人を知る

職員紹介

着実な仕事で都民の暮らしを支える 上田 大貴 水道局 建設部 施設設計課【電気】2016年入都 工学部 物理工学科

令和5年3月時点

入都動機・きっかけ

上田 大貴

人の役に立つ仕事をしたいという想いがあり、公務員を志望していました。その中で、東京都には現場で電機設備に携わるような仕事から、計画や設計に関わる部署で大きなプロジェクトを動かすような仕事まであり、その幅広さに惹かれました。電気職として関わる設備の中には、大規模浄水場や地下鉄等、他自治体ではあまり見ないような規模のものが数多くあります。一つの地域に根付きながら、このような仕事ができることに魅力を感じ、入都を決めました。説明会や試験時に出会った職員の人柄に魅力を感じたことも大きかったと思います。

今の部署の仕事について

浄水場や給水所、水道管等の新設・更新といった、局施設の中でも大規模な施設の設計及び施工を行う「建設部」に所属し、他職種の職員と協力しながら電機設備の設計を担当しています。一口に電機設備といっても、その機能も役割も多種多様であり、最適な機能を持った設備を設置する必要があります。このため、水道局の事業計画や施設運用を踏まえ、条件に沿った設備機器の仕様を検討し、電機設備の工事を発注しています。

民間企業や他自治体と
異なると感じた仕事の関わり方

民間企業や国家公務員との違いは、地域への貢献や住民との関わりだと思います。
入都2年目のころ、震災時に周辺住民へ水を配るための応急給水槽の設備更新工事を担当しました。工事後に、近隣小学生に施設の説明会を行い、講師として応急給水槽の仕組み等を説明しました。住民の方と直に接し、声を聞くことで、自分の仕事が地域住民の役に立っていることを実感することができました。
また、他自治体との違いは、関わる設備の幅広さだと思います。
今の職場では、大規模浄水場の電機設備や、非常用発電設備等の設計に携わりました。他局では、地下鉄設備や港湾設備に関わることもあります。様々な設備に触れ、知識を深められることも魅力です。

上田 大貴

学生時代の専攻や勉強は
どう活きているのか

私は、学生時代に応用物理分野を中心に学んでいました。設備職は半導体製品を扱う機会が多く、半導体の知識を活かすことができました。電気理論も基礎的なことは学んでいたため、現場の維持管理や設備設計で大いに助けになりました。また、統計の知識がデータ分析に役立ったり、CADの基礎授業の知識を思い出したりするなど、就職後そんなに使わないかなと思っていた知識が活きる瞬間が多かったと思います。

働いて実感する魅力と
やりがい、将来像

上田 大貴

地域住民との繋がりを感じながら、大規模かつ多種多様な業務に携われることは、他にない魅力だなと、東京都で働いていて感じました。また、入都したばかりの時は何もわからず、仕事がとても難しく感じていたのですが、先輩や上司に丁寧に教えてもらい、成長することができました。こういった職員と一緒に働けることも魅力の一つだと思っています。
私はまだ水道局の経験しかないのですが、東京都では電気職が活躍できる場が幅広く用意されています。今後は、他局で新たな分野に挑戦し、幅広い知識と経験を得たいと思っています。

ある1日の流れ

出勤、朝のミーティング

メールのチェック、業務の準備

現場へ出張。給水所にて、更新予定の配電盤の調査を実施

昼食後、帰庁
データの整理、設計書、設計図の作成

機器仕様について打合せ

打合せ資料を整理、次回打合せ資料作成

退勤

経歴

2016年
入都
水道局 多摩水道改革推進本部 多摩給水管理事務所 施設課 設備管理担当
多摩地区水道施設内にある電機設備の維持管理業務
2018年
水道局 朝霞浄水管理事務所 技術課 運転管理総括担当
浄水場の運転管理業務
2020年
水道局 総務部 施設計画課 施設計画担当
水道施設整備の計画業務
2021年
水道局 建設部 施設設計課 設備設計担当
大規模な電機設備の設計業務
水道=生活を支え続ける 新谷 仁美 水道局 浄水部 浄水課 【環境検査】 2015年入都 生命理工学部

平成30年12月時点

入都動機・きっかけ

新谷 仁美

公務員の家族が、公のために、時には休日や昼夜を問わず働く姿にはプラスのイメージがありました。そのため、学生時代から人の生活に役立つ仕事がしたいと考えていました。
東京都を選んだ決め手は、都だからこそできることの幅広さを感じたからです。
職員採用ホームページ等で各局の事業や先輩職員の体験談を読んで、技術職として専門性を活かしながら様々な面から都民の生活を支える仕事に携われると想像できました。

今の部署の仕事について

安全でおいしい水の安定供給のため、水質に関する業務全般に従事しています。

① 水質に関する課題解決のため、大学との共同研究を担当しています。大学関係者との調整や研究成果の取りまとめなどを行っています。
② 専門分野の知識を活かし、浄水処理に影響を与える生物に関する調査研究に携わっています。
③ 水質検査で取り扱う薬品の適正管理に必要な安全衛生法、PR用ペットボトル「東京水」の製造に関係する食品衛生法など、業務で必要な法令等について把握し、法令遵守に努めています。
④ 水質検査や水質監視を行っている水質センター、浄水場等と連絡調整し、問題が起こった場合も迅速に対応できるよう努めています。

印象的だった仕事の
エピソード

水道は地域に密着したサービスです。一方で、東京都では一都五県を流れる利根川水系の河川を水源として水道水をつくっていることから、広範囲にわたる流域の水道事業体との連携が欠かせません。
そのため、東京都が会長となり、同じ水源を利用する水道事業体で利根川・荒川水系水道事業者連絡協議会を立ち上げて、国への要望活動、事業体間の情報共有、水質事故を想定した訓練などに連携して取り組んでいます。
このように自治体の枠を超えた組織の活動では、東京都がリーダーシップを発揮することが多くあります。

新谷 仁美

学生時代の専攻や勉強は
どう活きているのか

学生時代は生命科学を専攻し、生物と化学について広く知識を学んでいました。
環境検査職として働く上で、学生時代に培った知識や経験は非常に役に立っています。
水道局では水質に応じたきめ細かな浄水処理、水質基準をはじめ200項目以上の水質試験、水質事故時の迅速な対応、調査研究など、水質に関する幅広い業務を行っています。
生物や化学の基礎を学んだ上で、業務に必要な知識及びスキルを研修や先輩職員からのOJTで新たに身に着けることによって、高い技術力を必要とする業務への理解を深めることができました。

働いて実感する魅力と
やりがい、将来像

新谷 仁美

原水水質の悪化や突発的な水質事故が起こる中で、常に安定して高品質な水をつくり続け、都民の生活を支える業務は、難しい課題もありますが非常にやりがいを感じています。また、都は事業規模、技術レベルともにトップレベルであり、最新の技術を取り入れた調査研究で専門性を活用することもできます。
想定外の状況であっても安全でおいしい水の安定供給という使命を達成し続け、都民の皆様が安心して生活できるよう、自己研鑚に努め、どんなことにも対応できる能力を育てていきたいと考えています。

ある1日の流れ

出勤
メール、回覧される論文、新聞などをチェックし、情報収集

担当内のショートミーティング
一日の仕事や連絡事項を確認

会議に出席し大学との共同研究について進捗状況を報告
出席者の意見を参考に今後の予定を検討

事業所と局内の研究報告会について連絡調整

当日の水質・浄水処理について浄水場に問合せ上司に状況を報告

業務委託関係の書類作成

退勤

経歴

2015年
入都
水道局 水質センター 検査課 生物係(現生物検査担当)
細菌、プランクトン、原虫類等生物に関する検査及び調査
2018年
水道局 浄水部 浄水課 水質担当
大学共同研究、薬品管理、各事業所との調整等の事務